THE MATCH UP DAY

The Knock Out Punch

規格外米の高付加価値販売のための製粉化

矢野 智美・森本 真希KURU KURU

【セコンド】仲 正人

それが「くず」なんて誰が決めた!? 現代社会の課題解決の糸口を農村地帯に見出し、抜群の行動力と巻き込み力で地域の“眠れる資源”を見事に商品化されました。
中国地方に当初くず米を加工できる設備が無い、という状況からスタートされながら、さまざまな出会いを活かし、製粉することに成功。地域を超えたネットワークを紡ぎ、地元の高校生と商品開発を行うまでの成長を遂げられました。熱い気持ちを持ち続け、あるものを活かし、見事にシンカさせたチャレンジャーとセコンドに本年度のMVPを贈ります!!

★受賞者のコメント

“KURU KURU”はもともと、安芸高田市の農業女子たちの試行錯誤から生まれた団体です。普段は仕事と家庭と地域の事で、いっぱいいっぱいになりながらも、自分たちの町をより良いものにしていこうと頑張って活動しています。今回MVPを頂いた事は、私達だけでなく、農村で頑張っているそんな仲間達にもエールとなり、前に進み続ける勇気となる事と思います。
RING HIROSHIMAに応募した当初は、くず米を粉にするという漠然とした取り組みでしたが、徐々に見えてきた“地域商社“という方向性。セコンドの仲さんや事務局・関係者の皆様が、私たちを信じ共感し、サポート・ブラッシュアップをして下さったお陰だと思っております。本当にありがとうございました。
これから、私達“KURU KURU”は、“農村がワクワクする事が日本の社会問題を解決するカギとなる“という信念を胸に、地域×生産者×加工者に寄り添い、地域に眠る地域資源を価値あるものとして形にしていくべく、邁進してまいります。

The Good Partnership

図書空間2.0
~本を介したやわらかコミュニティ~

正田 創士・長谷川 忠広タチマチシコウ委員会

【セコンド】村尾 直哉

手に手を取り合うとは、まさにこういうことではないでしょうか。熱い想いでチャレンジする熱気が全面に漂うRINGにあって、ことゆるやかに、おだやかに、それでいて着実にネットワークを広げていった挑戦者。1枚の紙に描かれた、図書空間2.0という新しいコンセプトをアメーバのように広げた挑戦者独自のネットワーク構築力に、事務局一同大きな可能性を見出しました。兄弟のように息のあった挑戦者と、あたたかくサポートする親のようなセコンドのチーム体制含め、チャレンジ全体の素敵な空気感はグッドパートナーシップと呼ぶに相応しいでしょう!

★受賞者のコメント

漠然と「本棚を置いてみんなの居場所を作りたい」としか考えていなかった私たちを「おもしろい」と最後まで愛をもって伴走してくれたセコンドの村尾さん。彼なくしてここまでの成果をあげることは不可能でした。心から感謝しています。図書を介して出来た居心地の良いコミュニティ第1号は紛れもなく私たち3人です。この止まり木のようなコミュニティ醸成空間が広島県内各地に出来れば、住みやすさNo.1の県になると確信しています。(正田 創士)

この事業をしてる中で、well-being(みんながハッピーで心豊かで満たされた状態)に必要なことって?を強く意識するようになりました。様々な要因があるようですが、私の心に一番刺さったものは「感謝する」ことです。感謝された人だけでなく、感謝を伝えた人もwell-beingが高まるんですって!この感謝のネットワークがもっと広がるような活動を続けていきたいと思います。皆さま、この度は本当にありがとうございました!(長谷川 忠広)

The Nice Body Blow

肌の常在菌検査にもとづく
自分軸でのスキンケア選択

柴田 未央株式会社ユーブローム

【セコンド】郡司 裕一

肌の常在菌検査で、スキンケア!?肌に常在菌がいるということも知らなかった方は多いはず。肉眼では見えない世界のテーマに立ち向かう崇高な研究の実証実験かと思いきや、とにかくエネルギッシュに活動した挑戦者。広島ローカルラジオに出演したり、事務局のおじさんとフィールド調査を行ったり、RINGの挑戦者同士でのネットワークを活用した実証実験を行ったりと、とにかくボディに無数のパンチを打ち込み続けられました。きっとこのチャレンジは本賞さながらにずっしりと効いて、ノックアウトを勝ち取ることでしょう!

★受賞者のコメント

最近なにかとイノベーター界隈をざわつかせている広島県、そんな広島県で行われるRING HIROSHIMAの出場権を得たと知った時、喜びよりも不安を覚えました。挑戦者たちはみんな超ヘビー級。ミニマムな私に果たして勝てる要素はあるのか・・・。
とは言え、私にも実現させたい社会がある、それなら自分なりのスタイルを貫くだけだとセコンドの郡司さんの激励とともにトレーニングに励んだ半年間。なかなか当たらないパンチに苦しみ、夜しか眠れない日が続いたこともありました。しかしあきらめずに立ち上がり、じわじわ効いてくるボディブローのように奮闘したことが、今回の受賞につながったのだと思います。
今大会で最も実感したのは、広島県の素晴らしさ!普段は東京にいる私でも一緒に実証実験に参加させてくれる懐の深さと誰もが挑戦できる土壌づくり(まさにサンドボックス!)、活気があるだけじゃないウェルビーイングが自然と根付いたその空気に、早くも支社を作るのなら広島県でと勝手に決めております。
大会自体は一旦クローズですが、まだまだ広島県とのかかわりは続けていきます。今回私たちの実証実験に関わってくださったモニターの皆様、県庁と事務局の皆様、同じRINGの挑戦者やセコンドの皆様、そして郡司さんに心より感謝申し上げます。そして皆さま、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!