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プログラム趣旨
デジタル技術の活用により社会課題を解決するアイディアの実現に向けて、さらなる社会実装や県内展開に向けた事業開発上、障壁となる規制の緩和や、新たなルールメイク※を試行することが重要な、新市場の開拓に取り組むプロジェクトの実証支援を行うものです。
※「ルールメイク」とは、主に次の2点、もしくはそれに類する取組みを指すものとします。
・行政の政省令、自治体の条例、行政による法解釈、運用基準を定める通達など
・民間企業による自主規制、標準ルールなど
といった、法的拘束力の有無を問わず、規範の形成・変更・維持を目指すような取組み
■対象となるプロジェクト
- 01 前例のないビジネスの社会実装に向けた事業性の立証が必要なもの
- 02 社会実装に向けた規制等の事業障壁の解決や、新たなルールメイクへの試行が必要なもの
プログラムの狙い
本プログラムは、下記3点の「試行錯誤の場」です。
- ①:実装ユースケースの検討・構築を通じた事業性の立証(含む地域ステークホルダーの合意形成)
- ②:①を通じた、事業の本格実装による未来の「ありたい社会」の具体化
- ③:②を目指す際に必要となるルールメイクや規制緩和のターゲット仮説立てと実現に向けたアクション
対象テーマ
本プログラムにおける重点テーマは下記の3つです。
取り組み内容
本プログラムにおける主な取り組み内容は、次の通りです。
-
事業開発の視点
・KSFs(事業成功に不可欠な要素)の導出
・実証に必要な許認可の確認
・必要なステークホルダーの巻き込み
ルールメイク/規制緩和の視点・KSFの実現に必要なルールメイク/規制緩和のターゲット仮説立て
・実証に必要な許認可の確認
-
事業開発の視点
社会実装を見据えた
・PoC/PoB
・サービス/プロダクト開発
ルールメイク/規制緩和の視点・ルールメイク/規制緩和のターゲット仮説に対する適否の確認や仮説修正
-
事業開発の視点
・ビジネスモデルのブラッシュアップ
・サービスの本格展開に向けたステークホルダーとの合意形成
ルールメイク/規制緩和の視点・ステークホルダーとの合意形成をふまえた必要なルールメイク/規制緩和の実現に向けたアクションプランの策定と実行
サキガケメンバー
サキガケメンバーとは
高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く″サキガケ″となる、各事業で活躍する先駆者″サキガケメンバー″を紹介します。
水質IoTセンサーによる浄化槽の遠隔監視
Nocnum
プロジェクト概要
浄化槽に特化した水質IoTセンサーを導入することで、遠隔での浄化槽の管理を可能にしながら、地域の公衆衛生を保ち、高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く“サキガケ”となります。
対象課題
浄化槽法で、認可された保守点検事業者が現地訪問により点検作業を行うことが定められているため、人に依存する体制であることや、担い手の高齢化・人手不足という課題が対象です。
ソリューション
IoTセンサーを浄化槽に用いることで水質状況の把握・分析を行い、遠隔でのデジタル管理を通じて解決を図ります。
蓄熱式ボイラによる
カーボンフリーで安価かつ安定的な熱エネルギーの供給
Blossom Energy
プロジェクト概要
電気を熱に転換して熱として貯蔵する「蓄熱式ボイラ」の開発・提供により、カーボンフリーで安価かつ安定的に熱を生成することで産業の脱炭素化を図り、高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く“サキガケ”となります。
対象課題
ガス供給網がない地域で、温水施設などの熱を利用する事業者は、重油を燃料とするボイラを利用しておりますが、重油の運送コストは都市部と比較して高く、また重油を燃料とするボイラは環境負荷が大きいという課題が対象です。
ソリューション
蓄熱容量が大きく、熱伝導性が高い“黒鉛”を蓄熱材として利用した「蓄熱式ボイラ」を開発し、熱を利用する事業者への普及を通じて解決を図ります。
3Dプリンター住宅による
低コスト住宅の建築
セレンディクス
プロジェクト概要
3Dプリンター住宅の更なるコスト削減により、すべての人が車を買うように家を買える社会を目指し、高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く“サキガケ”となります。
対象課題
現在は、建築基準法に合わせて、構造体として鉄筋コンクリート造に適応させた設計を採用しなければ販売できず、人件費等によりロボット化のコストダウン効果が限定的になってしまうという課題が対象です。
ソリューション
新材料や新構法について、安全性等の証明を要件として使用を認める制度の適用により、球体形状の3Dプリンター住宅自体を構造体とした、鉄筋のないモデルを販売できるようにすることで解決を図ります。
医学教育用症例・診察データ
プラットフォームの開発
ビーライズ
プロジェクト概要
複数大学間で症例共有ができるプラットフォームの構築により、教員の医学生教育用症例作成の負担軽減を目指す、高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く“サキガケ”となります。
対象課題
医学部の教員は、学生の問診教育のため、実際の患者の診断カルテから、個人情報を削除した「教育用症例・診察データ」を作成しますが、この「教育用症例・診察データ」の作成には、膨大な時間・労力を要し、教員の負担となっているという課題が対象です。
ソリューション
1つの大学で作成された「教育用症例・診察データ」を、複数の大学間で共有使用するデータプラットフォーム「Cloud Case(クラウドケース)」の開発を通じて解決を図ります。
スマホ接続型デバイスによる
眼科オンライン診療
MITAS Medical
プロジェクト概要
僻地では、眼科の受診コストが高いため、受診が遅れがちになり失明や視機能障害に繋がりやすいというハードルがあることから、巡回型検診を行う際のボトルネックとなる医療者派遣コストの解決のため、専門医所属医療機関外の看護師等でも実施ができるようルールメイクを図り、高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く”サキガケ”となります。
対象課題
僻地では、眼科の受診コストが高いことから、受診が遅れがちになり、失明や視機能障害に繋がりやすい環境となっているという社会や産業の課題が対象です。
ソリューション
スマホ接続型の眼科診察機器を用いた眼科遠隔相談サービスを通じて解決を図ります。
スマホアプリでAI健康診断する尿検査キット
ユーリア
プロジェクト概要
セルフ検査キットの使用により、アプリ内のAIで病気のリスクを診断する前例がなく、社会実装の前提となるルールが曖昧というハードルがあるため、検査データの精度検証を行い、検査キットとアプリを使用して病気のリスクの診断ができるようルールメイクを図り、高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く”サキガケ”となります。
対象課題
高齢化社会における健康寿命の延伸、医療費の増加という社会や産業の課題が対象です。
ソリューション
検査キットとアプリを活用した、即時で体の状態や病気リスクの診断を行うサービスを通じて解決を図ります。
小型EV船の自律航行と海上交通DX
エイトノット
プロジェクト概要
船舶の完全無人航行の実現において、人の手を必要とする操船などの面で法的なハードルがあるため、瀬戸内海、広島県において自律航行船の遠隔/無人運航の社会実装に向け必要な規制緩和を図り、高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く”サキガケ”となります。
対象課題
船舶の安全性、船員の高齢化による人材不足、船舶の脱炭素化という社会や産業の課題が対象です。
ソリューション
電動化技術、ロボティクス、AIを活用した自律航行システム”AI CAPTAIN”の社会実装と海のDX化を通じて解決を図ります。
商用目的の自動配送ロボットの公道走行
LOMBY
プロジェクト概要
遠隔操作型配送ロボットの公道での商用利用は前例がなく、社会実装の前提となるルールがないというハードルがあるため、自社開発の遠隔操作型自動配送ロボットによる公道走行に向けて必要なルールメイクを図り、高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く”サキガケ”となります。
対象課題
物流ラストマイル領域の配送員不足問題、配送量の増大に伴う化石燃料の使用による環境負荷の拡大という社会や産業の課題が対象です。
ソリューション
遠隔操作と自律走行を併用した半自律型の電動配送ロボット「LOMBY」の普及を通じて解決を図ります。
衛星データ×AIの農地情報管理システムによる農地流動化
サグリ
プロジェクト概要
衛星データxAIの農地情報管理システムの活用により、遊休農地の公開、迅速な貸し出し箇所の提示及びマッチングの促進といった農地流動化に向けて、高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く“サキガケ”となります。
対象課題
遊休農地の情報を元にした,農地の集積化,迅速な農地流動化が十分でないという社会や産業の課題が対象です。
ソリューション
衛星データ解析及び農地デジタル地図による遊休農地の迅速な把握、管理の効率化及び借り手への可視化を通じて解決を図ります。
水質IoTセンサーによる浄化槽の遠隔監視
Nocnum
プロジェクト概要
浄化槽に特化した水質IoTセンサーを導入することで、遠隔での浄化槽の管理を可能にしながら、地域の公衆衛生を保ち、高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く“サキガケ”となります。
対象課題
浄化槽法で、認可された保守点検事業者が現地訪問により点検作業を行うことが定められているため、人に依存する体制であることや、担い手の高齢化・人手不足という課題が対象です。
ソリューション
IoTセンサーを浄化槽に用いることで水質状況の把握・分析を行い、遠隔でのデジタル管理を通じて解決を図ります。
蓄熱式ボイラによる
カーボンフリーで安価かつ安定的な熱エネルギーの供給
Blossom Energy
プロジェクト概要
電気を熱に転換して熱として貯蔵する「蓄熱式ボイラ」の開発・提供により、カーボンフリーで安価かつ安定的に熱を生成することで産業の脱炭素化を図り、高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く“サキガケ”となります。
対象課題
ガス供給網がない地域で、温水施設などの熱を利用する事業者は、重油を燃料とするボイラを利用しておりますが、重油の運送コストは都市部と比較して高く、また重油を燃料とするボイラは環境負荷が大きいという課題が対象です。
ソリューション
蓄熱容量が大きく、熱伝導性が高い“黒鉛”を蓄熱材として利用した「蓄熱式ボイラ」を開発し、熱を利用する事業者への普及を通じて解決を図ります。
3Dプリンター住宅による
低コスト住宅の建築
セレンディクス
プロジェクト概要
3Dプリンター住宅の更なるコスト削減により、すべての人が車を買うように家を買える社会を目指し、高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く“サキガケ”となります。
対象課題
現在は、建築基準法に合わせて、構造体として鉄筋コンクリート造に適応させた設計を採用しなければ販売できず、人件費等によりロボット化のコストダウン効果が限定的になってしまうという課題が対象です。
ソリューション
新材料や新構法について、安全性等の証明を要件として使用を認める制度の適用により、球体形状の3Dプリンター住宅自体を構造体とした、鉄筋のないモデルを販売できるようにすることで解決を図ります。
医学教育用症例・診察データ
プラットフォームの開発
ビーライズ
プロジェクト概要
複数大学間で症例共有ができるプラットフォームの構築により、教員の医学生教育用症例作成の負担軽減を目指す、高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く“サキガケ”となります。
対象課題
医学部の教員は、学生の問診教育のため、実際の患者の診断カルテから、個人情報を削除した「教育用症例・診察データ」を作成しますが、この「教育用症例・診察データ」の作成には、膨大な時間・労力を要し、教員の負担となっているという課題が対象です。
ソリューション
1つの大学で作成された「教育用症例・診察データ」を、複数の大学間で共有使用するデータプラットフォーム「Cloud Case(クラウドケース)」の開発を通じて解決を図ります。
スマホ接続型デバイスによる
眼科オンライン診療
MITAS Medical
プロジェクト概要
僻地では、眼科の受診コストが高いため、受診が遅れがちになり失明や視機能障害に繋がりやすいというハードルがあることから、巡回型検診を行う際のボトルネックとなる医療者派遣コストの解決のため、専門医所属医療機関外の看護師等でも実施ができるようルールメイクを図り、高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く”サキガケ”となります。
対象課題
僻地では、眼科の受診コストが高いことから、受診が遅れがちになり、失明や視機能障害に繋がりやすい環境となっているという社会や産業の課題が対象です。
ソリューション
スマホ接続型の眼科診察機器を用いた眼科遠隔相談サービスを通じて解決を図ります。
スマホアプリでAI健康診断する尿検査キット
ユーリア
プロジェクト概要
セルフ検査キットの使用により、アプリ内のAIで病気のリスクを診断する前例がなく、社会実装の前提となるルールが曖昧というハードルがあるため、検査データの精度検証を行い、検査キットとアプリを使用して病気のリスクの診断ができるようルールメイクを図り、高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く”サキガケ”となります。
対象課題
高齢化社会における健康寿命の延伸、医療費の増加という社会や産業の課題が対象です。
ソリューション
検査キットとアプリを活用した、即時で体の状態や病気リスクの診断を行うサービスを通じて解決を図ります。
小型EV船の自律航行と海上交通DX
エイトノット
プロジェクト概要
船舶の完全無人航行の実現において、人の手を必要とする操船などの面で法的なハードルがあるため、瀬戸内海、広島県において自律航行船の遠隔/無人運航の社会実装に向け必要な規制緩和を図り、高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く”サキガケ”となります。
対象課題
船舶の安全性、船員の高齢化による人材不足、船舶の脱炭素化という社会や産業の課題が対象です。
ソリューション
電動化技術、ロボティクス、AIを活用した自律航行システム”AI CAPTAIN”の社会実装と海のDX化を通じて解決を図ります。
商用目的の自動配送ロボットの公道走行
LOMBY
プロジェクト概要
遠隔操作型配送ロボットの公道での商用利用は前例がなく、社会実装の前提となるルールがないというハードルがあるため、自社開発の遠隔操作型自動配送ロボットによる公道走行に向けて必要なルールメイクを図り、高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く”サキガケ”となります。
対象課題
物流ラストマイル領域の配送員不足問題、配送量の増大に伴う化石燃料の使用による環境負荷の拡大という社会や産業の課題が対象です。
ソリューション
遠隔操作と自律走行を併用した半自律型の電動配送ロボット「LOMBY」の普及を通じて解決を図ります。
衛星データ×AIの農地情報管理システムによる農地流動化
サグリ
プロジェクト概要
衛星データxAIの農地情報管理システムの活用により、遊休農地の公開、迅速な貸し出し箇所の提示及びマッチングの促進といった農地流動化に向けて、高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く“サキガケ”となります。
対象課題
遊休農地の情報を元にした,農地の集積化,迅速な農地流動化が十分でないという社会や産業の課題が対象です。
ソリューション
衛星データ解析及び農地デジタル地図による遊休農地の迅速な把握、管理の効率化及び借り手への可視化を通じて解決を図ります。
リーガルサポートメンバー
これまでの規制対応・ルールメイキングの経験を活かし、広島県における取り組みのサポートをして参ります。